(NEW) RTMPによるライブ配信(OBS使用例)

    (NEW) RTMPによるライブ配信(OBS使用例)


    記事の要約

    Shopliveは、RTMPによるライブ配信に対応しています。OBS、XSplitなどRTMPベースの
    PC/Mac向けソフトウェアを利用して配信できます。本ガイドではOBSを基準に説明します。


    OBSのインストール

    OBS Studio 公式サイトから、お使いのOSに合った最新バージョンをインストールします。

    💡OBS 設定ウィザード

    OBSを初めて起動すると設定ウィザードが表示されます。設定ウィザードは終了し、
    以下の手順に従って手動で設定することを推奨します。


    ネットワークの確認

    • 安定した配信のため、有線(イーサネット)接続を強く推奨します。
      Wi-Fiは瞬間的な切断によりフレームドロップが発生する場合があります。

    • アップロード速度の確認:1080p(5,400 Kbps)配信時には、音声および余裕分を含めて約5.6 Mbpsが使用されます。
      安定性のため、実測アップロード8 Mbps以上を確保してください。

    • fast.com などで配信PCのアップロード速度を事前に測定します。

    • アップロード速度が8 Mbpsに満たない場合は、ビットレートを下げるか720pで配信します(下記「OBS 設定」を参照)。


    OBS 設定

    設定(Settings)を開き、以下の項目を順に設定します。

    映像(Video)

    設定 → 映像で設定します。

    OBS 設定

    縦型(9:16)

    横型(16:9)

    基本(キャンバス)解像度

    1080 × 1920

    1920 × 1080

    出力(スケーリング)解像度

    1080 × 1920

    1920 × 1080

    共通FPS値

    30

    30

    • 基本解像度=出力解像度に合わせ、出力スケーリングを使用しません。
      (キャンバスと出力解像度が同じ場合、「縮小不要」と表示されます。)

    • Shopliveでは縦型(1080×1920)を基本とします。アップロード速度が低い場合は
      720×1280に下げて配信します(この場合のビットレートは2,500~3,000)。

    音声(Audio)

    OBS 設定

    推奨値

    サンプルレート

    48 kHz

    チャンネル

    ステレオ

    音声ビットレート(トラック1)

    160 Kbps(128~192まで可、コーデックAAC)

    出力(Output)

    設定 → 出力で、出力モードを「詳細(Advanced)」に変更したうえで、「配信」サブタブで以下の値を設定します。
    (簡易モードではキーフレームなどが表示されません。)

    OBS 設定

    推奨値

    説明

    音声トラック(Audio Track)

    1

    トラック1=全体ミックス(既定)

    映像エンコーダー(Encoder)

    ハードウェア優先(NVENC / QuickSync / Apple VideoToolbox)、無い場合はx264

    エンコーダー別の推奨値は
    下表を参照

    出力のスケーリング(Rescale Output)

    使用しない(チェックを外す)

    映像解像度をそのまま配信

    レート制御(Rate Control)

    CBR

    ライブ配信はCBRで固定

    ビットレート(Bitrate)

    5,400 Kbps(1080p)/ 2,500~3,000(720p)

    推奨上限 6,000

    キーフレーム間隔(Keyframe Interval)

    1秒

    Shoplive配信サーバーが1秒を
    基準に処理するため、0(自動)など他の値は使用できません。

    ⚠️ビットレートの上限

    1080p・30fps環境では、6,000 Kbpsを超えても画質向上の効果はわずかであるため、6,000を推奨上限とします。

    ⚠️キーフレームは必ず1秒

    Shoplive配信サーバーは、キーフレーム間隔1秒を基準に映像を処理します。1秒以外の値や0(自動)は正しく処理されないため、詳細モードでキーフレーム間隔を必ず1秒に直接入力してください。(簡易モードではキーフレームを直接指定できません。)

    エンコーダー別の推奨値

    エンコーダーはハードウェアエンコーダー(GPU)の使用を優先します。CPU負荷が低く、配信が安定します。
    ハードウェアエンコーダーが無い場合のみx264(ソフトウェア)を使用します。

    エンコーダー

    プリセット

    備考

    NVIDIA NVENC

    P5~P6(品質)

    Intel QuickSync

    TU4(バランス)

    Apple (VideoToolbox)

    macOS。Rate Controlは必ずCBR

    x264 (ソフトウェア)

    veryfast(CPU性能が低い場合はsuperfast)

    CPUに余裕がない場合は使用を
    推奨しません。


    配信情報の入力

    配信を作成した後、Shoplive 管理画面 → 配信詳細ページで、該当配信のStream URLとStream Keyを確認します。
    この2つの値をOBSに入力します。

    💡配信情報の確認

    Stream URLとStream Keyは、配信ごとに固有で発行される値です。配信を開始する前に、必ず該当配信の値を
    確認してください。Stream Keyは外部に漏れないようご注意ください。

    設定 → 配信(Stream)タブで、以下のように入力します。

    1. サービス(Service):「カスタム…(Custom)」を選択

    2. サーバー(Server):管理画面で発行されたStream URLを入力

    3. ストリームキー(Stream Key):管理画面で発行されたStream Keyを入力

    4. 「OK」をクリック

    自動再接続の設定

    ネットワークが瞬間的に切断された際に、OBSが自動で再接続するように設定します。
    設定 → 配信タブ下部の「再接続(Reconnect)」セクションで設定します。

    OBS 設定

    推奨値

    自動再接続を有効化

    使用する(チェック)

    再試行の遅延(Retry Delay)

    2~5秒


    配信の開始と確認

    📷 [画像挿入: obs-main-stream.png(日本語UIで撮影)] OBSメイン画面と配信開始ボタン

    1. OBSでシーン(Scene)とソース(カメラ・画面キャプチャなど)を構成します。

    2. 右下の配信開始(Start Streaming)をクリックします。

    3. Shoplive 管理画面のプレビューで、映像が正常に受信されているか確認します。

    4. 「表示(View)→ ドック(Docks)→ 統計(Stats)」を開いて指標を確認します。ドロップされたフレーム(Dropped Frames)%は0%に近いほど正常で、レンダリングラグ・エンコーディングラグはGPU・CPUの過負荷を示す指標です。


    トラブルシューティング

    症状

    原因

    対処

    接続失敗(failed to connect socket, failed: -2)

    Stream URL・Keyの誤入力、
    または別の配信の値を入力

    管理画面で発行されたStream URL・Stream Keyを再度照合します(前後の空白・誤字を確認)。値が正しいのに接続できない場合は、Shopliveの担当者へお問い合わせください。

    管理画面に配信映像が表示されない(OBSに配信表示がない)

    配信開始をクリックしていない

    OBS右下の配信開始をクリックしたか確認します。

    管理画面に配信映像が表示されない(OBSは正常に配信中)

    キーフレーム間隔が1秒でない

    出力でキーフレーム間隔が1秒に設定されているか確認します。

    音声が聞こえない

    音声デバイス・音量の問題

    OBSの音声ミキサーでミュート・音量、正しいマイク/音声デバイスが選択されているかを確認します。

    ドロップされたフレーム(Dropped Frames)の増加

    アップロード帯域の不足

    ビットレートを下げる / 有線接続に切り替える / 720p(2,500~3,000 Kbps)に切り替える / 自動再接続を有効化

    OBSの「エンコード過負荷」警告

    CPU負荷の超過

    ハードウェアエンコーダーに変更 / プリセットをsuperfastに変更 / 解像度・FPSを下げる

    画面が見切れて表示される

    キャンバス比率の誤り

    映像で基本解像度を出力解像度に合わせます(縦型 1080×1920)。

    配信中に設定を変更できない

    配信中は設定がロックされる

    配信を停止してから変更し、再度配信します。


    付録 — 推奨値の早見表

    項目

    推奨値

    Rate Control

    CBR

    ビットレート

    1080p:5,400 Kbps(推奨上限 6,000)/ 720p:2,500~3,000

    キーフレーム

    1秒(Shopliveサーバーの要求値、0(自動)など他の値は使用不可)

    エンコーダー

    ハードウェア(NVENC / QuickSync / Apple)優先、無い場合はx264 veryfast

    解像度

    1080×1920(基本)/ 720×1280(代替)、30fps

    音声

    AAC 48kHz ステレオ 160 Kbps(128~192)

    自動再接続

    使用する(再試行 2~5秒)

    配信タブ(実際の値は管理画面で発行)

    サービス=カスタム(Custom)/ サーバー=Stream URL / ストリームキー=Stream Key